【日記】アーツ前橋@前橋 20190316
ちょっと前の話ですが、群馬県の前橋市にある現代美術館「アーツ前橋」で開催されていた、アジア木版画展へ行ってきました。
以下、解説です。
特殊な素材や道具を必要とせず、安価に複数の作品を制作できるDIY的な簡便さから、アジア各地の政治・社会運動のなかで多く生み出されてきた木版画。
社会の問題をえぐり出し、離れた人々との連帯を求める「メディア」として、アジアの近代化に重要な役割を果たしてきたそうです。
日本では、戦後の民主化運動やサークル誌で木版画が盛んになる。
また80年代の韓国では、激烈な民主化運動のなかで木版画がさまざまに活躍。
今日も、インドネシアやマレーシアではパンク音楽家や美術家グループが、自由と自立を求めるメッセージを木版画で発信し続けている。
確かにパンクロックやアシッドハウス、ヒップホップに通じるメッセージを感じました。
その後は、群馬名物の焼きまんじゅうを食べました。
炭火で焼かれた甘めの味噌ダレが香ばしいです。
レンタルサイクルを借りたので、市内をサイクリングしました。
上州の美しい山並み
前橋市内に「朔太郎橋」なるものがあったので、何かな?と思いました。
観光マップを見たら「日本近代詩の父」と称される、萩原 朔太郎の生まれが、この前橋でした。
市内に「萩原朔太郎記念館」があったので、もちろん行ってきました。
いきなり、すごい熱量の文章です。
市内を流れる広瀬川。
詩集を購入。
その後、地元の方にオススメスポットを訪ねたところ、群馬県庁の展望台を勧めてくれました。
新宿にある都庁の次に、高さがあるとの事、つまり日本ナンバー2。
素晴らしい眺めでした。
最後にサイクリング中に気になった、焼きそば屋さんへ行ってきました。
店主とお話をしたところ、1年程前に定年後にお店を始めたとの事。
お店には少しドラマがありました。
前橋は昔、焼きそば専門店が市内に沢山あって、その中でも人気があったのが「あくざわ亭」というお店でした。
当時会社員だった店主は、その店がえらく好きだったそうです。
しかし、昔のあくざわ亭の女店主が、もう年の為、店を畳んでしまいました。
現店主は会社員を続けながら、自宅にて、あくざわ亭の焼きそば作りを10年程していたそうです。
これだ!という焼きそばができたので店を畳んだ、元女店主に食べてもらい、同じ名前で看板を出す許可を頂いたそうです。
メニューは焼きそばとビールのみ。
現店主も言っていましたが、ビールにあう為にチューニングされた、焼きそばとの事です。
アートとフードを満喫した休日でした。